株式投資に目覚めた群馬の至宝

株式投資と柴犬実成(さねしげ)の成長日記

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割安成長株で儲ける収益バリュー投資術

   

出典:amazon.co.jp

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 お宝銘柄がザクザク見つかる勝率9割の分析法

本書は、割安成長株投資に必要なPER以外の収益に対する評価方法、証券会社や雑誌の推奨銘柄を鵜呑みにしないための定量分析方法、企業の「強み」を理解するための定性判断のやり方等を説明するとともに、具体的にどのようなステップを踏んで銘柄を選べばいいのかまで丁寧に説明しています。

本書で推奨する定量分析のポイント

分類 項目
割安性 EV/EDITDA倍率
真のPER
収益 売上の成長率
経常利益率
配当金の伸び
現金同等物の増加額
業績修正の有無
月次データ
財務 株主資本比率
バランスシート
バフェットの利益率
株主 オーナー持株比率
バリュー投資家

 

印象に残った点

営業キャシュフローがマイナスなら個別判断が必要
営業キャシュフローがマイナスの会社は、一般的には投資対象として避けるべきですが、例外もあります。不動産流動化銘柄や急成長中の会社です。事業用地を仕込むと、棚卸資産が増加して、営業キャシュフローのマイナス要因になります。(54ページ)

まとめ

 ファンダメンタル分析を基にした割安成長株投資の基本書

まず、ファンダメンタル分析を基にした割安成長株投資の基本がとてもわかりやすくまとめまっている印象を持ちました。しかし、著者のパフォーマンスを確認したところ、本書で紹介されている秀逸な内容とは裏腹に、これまでのパフォーマンスにおいてマイナスの年が多すぎると感じました。また、これだけ何年もマイナスの年があっても結果的にはそれなりに資金が増えていることに驚くとともに、長期での資産運用の大事さを再認識させられました。そして何よりも、著者は実際の運用よりも、初心者にわかりやすく株式投資の基本を教える才能がある方だと感じました。

特に、本書は自身が保有していた銘柄を具体例として、割安成長株投資の基本的な解説を行っていることから、投資を始めたばかりの頃に読むと非常に参考になると思います。私の感覚では、割安成長株の中長期投資というスタイルであれば、ここに書かれている程度の内容を理解すれば、必要な知識の8割程度をカバーするのではと感じました。私は好きなのでいろいろな本を読んで知識を蓄えていますが、実際に必要な知識は意外と少ないし、逆に頭でっかちにならなくて良いのではないかと最近感じています。ある程度の知識は必要ですが、知識と株の運用の上手さは正比例するものではないとも思っています。そして、最も大切なことは実戦を通して自然と身についていくと思います。いずれにせよ、私は初期の頃に読んだのでとても参考になりました。

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