TOEIC900点とはTOEICの終着点!【990点(満点)は目指さなくて良い理由】

TOEIC900点とはTOEICの終着点!【990点(満点)は目指さなくて良い理由】

TOEIC900点とはTOEICの終着点であり、英語学習のスタート地点

TOEICは860点を越えればネイティブ並みと評価されてAランクなのですが、世間では900点超えくらいから英語ができるやつだと認識される風潮があるかと思います。

 

今回は、「TOEIC900点」と「TOEIC990点(満点)」を取得した人の割合について見ていくとともに、各スコアのレベルがどの程度のものなのか、また、TOEIC高得点を取得するメリットについても言及し、その上で、TOEIC990点を目指すことはどうしても取得した方が良い明確な理由がない限りは、無理に目指さなくても良い理由について記事にしたいと思います。

 

この記事を書いている私のTOEICのスコアはというと、海外留学や語学学校に通わずに大学生の時に独学でTOEIC990点(満点)を取得したことが2回あります。

 

TOEICはセンター試験みたいに簡単な問題を正確かつ迅速に解く能力を測る試験であるため、実力があってもその時の集中力により点数が大きく左右される傾向があり、試験前に対策をしないと私も900〜990くらいと広いレンジになることが多いです。

 

ちなみに、英語力ではなく、必要性に迫られてTOEICの点数だけを伸ばしたいのであれば、過去問を何度も繰り返してパターンを体に染み込ませるのが手っ取り早いです。

TOEIC900点以上の割合は約3% そのレベルは?

客観的なデータに依拠したTOEIC公式が公表しているデータによると、年間(2016年)96万人にも上るTOEIC受験者の中でTOEIC900点の割合は約3%(895点以上が3.6%)で、平均スコアは579点となっていました。

 

個人的には、TOEIC900点レベルなんてゴロゴロいると感じていたのでこの結果はかなり意外でした。

TOEIC900点は、受験者の約3%しか取得できないから凄いと思われがちですが、全然英語ができない人もたくさん混じっています。

 

実際、私自身も大学2年の頃にTOEIC900点に初めて到達して達成感はあったものの、

  • 中学英語レベルしか喋れない
  • 海外ドラマや洋画が字幕なしだと全く理解できない
  • スラングが理解できない

という状態でかなりショックを受けました。

 

「英語を話せるようにならないならTOEICなんて意味がなく、TOEIC900点は大したことない」ということが私の言いたいことではありません。

 

TOEIC900点とは、資格試験として目指す「終着点」であり、英語能力の「スタート地点」にたったと言える基礎を終えたレベルなのです。

TOEIC990点(満点)の割合は約0.33% そのレベルは?

こちらの記事、TOEIC満点(990点)を取った人は何人か?では公開スコアシートの人数を元に、カーネル密度推定法という統計手法で990点(満点)取得者の割合を導き出しています。(少し古いデータですが、内訳はそこまで変化していないと思います)

TOEIC試験 受験者分布図

カーネル密度推定方が示す、TOEIC990点(満点)取得者の割合

2013年1月のTOEIC受験者総数は106375人、その中で995点〜990点の人数は351人ですから、TOEIC990点満点は全体の0.33%であることが分かります。

 

990点は1%を切る受験者しか取得できない点数ということなります。(※ちなみに、サイト記事のグラフでは990点の所で点数取得者数が跳ね上がっているのは、これがTOEIC試験で測れる英語力の天井だからだそうです)

 

TOEIC990点(満点)取得者の中には、ギリギリ990点を取った人もいれば、余裕を持って取得した人も含まれており、990点以上はTOEIC試験では測定できませんので、990点を超える能力を持った人全て含めた人数がTOEIC満点取得者の数になると説明されています。

 

ただ、TOEICで高得点を取ったところで英語を話せるようにはなりません。

 

私も「TOEIC990点(満点)を取れば英語はペラペラ」と思っていましたが、TOEICは英語力を測定する試験ではなく、全く別技能を測定しているので、英会話の練習をしなければ、いくらTOEIC990点(満点)でも英会話はネイティブ並みにはできないのです。

 

したがって、TOEICは900点取得したら、満点を目指してTOEICの勉強を続けるよりも、英会話の方に切り替えた方が遥かに効率的になります。

 

通訳などができるほどの英語力があっても、いわゆるスモールトークと呼ばれる会話が苦手な人は私を含めてかなり多いです。

 

人と接するのが好きで誰とでも直ぐに仲良くなれる性格な人など、英語ができなくても英会話が得意な人はたくさんいますから、これはもはや性格によるものだと思って私は半ば諦めました()

TOEIC高得点自体は実は大したことではないがメリットは多い

ただし、実際の実力とは別に、その人の能力を実力以上に見せてくれるのがTOEICの素晴らしいところです。

 

今時英語くらい普通にできる人が多いですが、それでも社会の風潮として、英語ができるとそれだけで単純に能力が高い人だと思われます。

 

「英語ができる」と「頭が良い」というのは本来イコールの関係ではないのですが、英語ができると頭が良い、能力が高いやつだと思う人が多いのが現状ですし、この風潮は容易には変化しないでしょう。

 

それゆえ、TOEICの点数が良いことは就職活動において大きく有利に働きます。

 

こんな浅はかな表面的な試験結果で実力以上に評価してくれるのですから、これを利用しないことはありません。

 

外資系を除けば、実際に外国語が出来るかどうかはあまり問題ではなく、外国語の試験の高いスコアが重要で、面接官への強いアピールポイントになります。

 

なぜ評価されるのか真面目な理由を述べると、語学力があるということは、その人には「情報」、「出会い」、「経験」の幅が広いということとして、「入社後の成長に期待できる」と判断されやすくなるのです。

 

こうした点を利用し、私自身、「ロシア語に加えて留学せずに独学で学生時代にTOEICで990満点を取った」ということを面接のアピール材料として使うために、空き時間に英語を猛勉強しました。

 

こうしたストーリーを構築するために、私にとってはTOEIC990点(満点)ではないといけない明確な理由がありました。

 

日本の就活市場では、「出身大学名でスクリーニング」されることが多いのが実情ですが、TOEICのスコアだけはかなり評価してくれます。

まとめ

「TOEIC900点」は全体の約3%、「TOEIC990点(満点)」は0.33%ほどしかいない難易度です。

 

私自身、TOEIC990点(満点)を取得したことが2回あるので、「TOEIC900点」と「TOEIC990点(満点)」の間に明確な差があることを実体験としても認識していますが、TOEIC990点(満点)を目指すことはコスパが悪すぎるので、どうしても取得した方が良い明確な理由がない限りは無理に目指さなくても良いと思います。

 

その時間を会話能力であったり、何か他の時間に充当させた方が遥かに効率的な時間の使い方ができます。

 

また、TOEIC990点は全体の0.33%ほどしかいない難易度の高さはありますが、TOEICがそもそも英語力を測る試験ではなく、いかに正確かつ迅速に問題を処理することができるかの能力を測定するもので、試験問題の中身が大学入試センター試験並みに簡単であるため、英語マスターの称号を名乗るには早いと考えています。

 

個人的には、国連英検の特A級に外務大臣賞受賞レベルの成績で合格したら化け物だと思っています。

 

私も大学生の時受けましたが、1次試験の筆記は合格したものの、2次試験の面接で怒られて落ちて以降受験するのが嫌になりました。

 

余談にはなりますが、翻訳・通訳ツールの目覚ましい発展の中、自分で英語を習得しなくても平気な時代が近い将来到来するから英語なんか勉強しなくてもいいと考えている人もいると思いますが、それは大きな勘違いです。

 

外国語を学ぶメリットについては以下の記事で書いています。

外国語を学習するメリットは? 英語・韓国語・ロシア語を独学で習得した経験から考えてみる

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