株式投資に目覚めた群馬の至宝

大化け株を掴みたい人生でした…

株は1年に2回だけ売買する人がいちばん儲かる

calendar

reload

スポンサーリンク

チャート分析の第一人者が生み出した究極の投資法

本書は株式投資の中でも、テクニカル分析(チャート分析)による投資方法を解説した本です。

まず、本書で推奨されている投資手法について簡単にまとめます。

本書の軸は一貫しており、要となる主張は次の1文に集約されています。

「株式投資で勝つために必要な、現状を正確に把握するための情報とは、 “多くの市場参加者が同じ認識のなかで必ず同じ方向へ動く場所、そうせざる得ない場所がどこかを知ること” です。そのような場所を知る方法について、本書では詳しく紹介します」と銘打っています。

著者が推奨する手法を換言すれば、投資先を決めて、シナリオを想定して徐々に投資額を増やしていくというやり方になります。

具体的なやり方は、①1年間のシナリオを描く、②そのシナリオが当たっていれば利益になる、③はずれていればやめる、というシンプルな方法です。

値動きには2つの状態がある

また、著者は、そもそも値動きには大きく分けて2つの状態があると主張します。

〇 「積極的な状態」

この状態に入ると、市場参加者の動きが同調するような値動きになり、価格が反転したときに値位置が気にされる展開となり、一定のパターンが形成されます。

すなわち、「積極的な状態」に入るとチャート分析によって、値動きが予想しやすい状況になるのです。

〇 「時間待ちの状態」

この状態では、下がったら買われる、上がったら売られるという展開を繰り返します。

一定のリズムで動いているように見えて、実は動きに一定のパターンはありません。

チャート分析の世界で一般的に言われている支持・抵抗が意識される状況にもならないのです。

従って、本書ではチャートがその動きに意味を持つ年2回の「積極的な状態」のタイミングに絞って投資することを推奨しています

具体的には以下の4つのステップから構成されています。

① 季節的なタイミング、想定される年間の値幅など基本的な条件にその時点までの相場の流れを合わせてシナリオをつくる

② 上昇すべきタイミングに底堅い動き+1日または数日の値幅の大きな動きが起きて「積極的な状態」に入ったら買いに入る

③ 積極的な上昇局面ではチャート分析(抵抗と支持など)が有効に機能するので、調整パターンを見極めながら保有する

④ 値幅のある日柄の長い上昇が終了したら売って利益確定する。値幅のある日柄の長い上昇のチャンスは1年に2回ある

いったん仕掛けたら、シナリオが外れたと判断される状況がくるまで何もしません。

所 感

本書の売買法では、結果的に市場参加者の思惑が一致する状態で投資するので、投資対象としては日経平均先物、為替、商品先物などが推奨されています。

また、個別銘柄でも十分な資金の流入がある日経平均株価の採用銘柄であれば、投資対象となりうるとしています。

日経平均株価の動きを信じられない精度で推測される方が極稀にいますが、そうした展開が推測可能か否かという議論はさておき、シナリオを設定して、こう動くはずだと確信に似た行動を取るという点に共通点を感じます。

本書の核心的な主張部分だけをまとめたここまでの文章を読むと、怪しさ満載、かつ、悪く言えば胡散臭くて全く心に響かないと思います。

実際に、私も著書の主張する考え方には賛同しかねる点の方が多かったです。

基本的に個別株に対する話はありませんが、その思考方式というか考え方として参考になる点もいくつかあったのは事実ですし、そうした点において本書は参考になりました。スイング投資をされる方は読んでみると、自分なりの気づきがあるかもしれません。

ただ、株式投資を行う上でファンダメンタルは最低限マストで、この土台がない段階で安易にテクニカル(チャート)に頼るようになることは危険であると考えています

最低限の基礎を学んだ上で、自分に必要であると判断した場合にのみ必要となってくるものであり、現状自分のやり方で上手くいっている人にはいらない、悪く言えばノイズにすらなるものだと思います。

実際、私はチャートは意識するようになったといっても自分の売買の判断基準として10%くらいしかウェイトを占めていません。

とはいえ、12月から新規に銘柄を購入する際に、チャートと需給を明確に意識するようになってから、地合いと運の要素も大きいものの、パフォーマンスが大きく改善したというのも事実ですので、私個人としては侮ることができないものと考えています。

スイングトレードを行わなず、いわゆる長期投資をする際には必要ないものだとも思いますが、私は両方できるようになることを目指しているので、今までとは違う視点の考え方も自分の中に上手く取り込めるように試行錯誤中です。

株式投資は、時間を味方につけてきちんとした方法を学んで自分自身で考えて運用できるようになれば、仮に大きな暴落に遭遇したとしても、正直、誰でも高確率で将来的に資産は増えていくと本気で思っています。

これは実際にそれを成し遂げた偉大な先人たちが何人も存在することなので間違いないことです。

ただ、そのプロセスを短縮しようとすると一気に難易度が上がるので、無理して退場する人もいるんだと思います。

そこまでのリスクは犯さないように自制しつつ、少しでもそのプロセスを短縮して今の仕事を辞めたいという強い気持ちが、私の投資手法に少し変化をもたらしています。

今のところは幸運にも上手くいっていますが、上手くいっているときほど運が良かったのだと自分に言い聞かせて、傲慢にならず相場に抗わずに付き合っていきたいと思います。

印象に残った点

8月は円高になりやすい時期と言われています。これは、米国の連邦政府の年度末が9月であることが影響していると言われています。(43ページ)

値動きで利益を得ることを目的とした資金は、「いずれ利益を得られればいい」というわけではありません。顧客とは1年間の間に想定した収益を得ることを前提として契約をしているはずですから、当然、1年間で十分な利益を得られるような動きが市場になければ、その市場に投資資金を振り分けるという選択はしません。ですから、日経平均先物のように、値動きで利益を得ることを目的としている資金が入る先物市場や為替市場などでは、1年間に一定の価値の動きが必ず必要となります。(45ページ)

ヘッジファンドの多くは、解約できるタイミングを四半期末に限定しています。2月15日、5月15日、8月15日がその節目になり、株価が下がりやすくなります。(54ページ)

株式市場へは、配当などの利回りを長期的に得るための資金と、振れ幅で利益を得るための資金があり、後者が積極的に市場へ参加することで、通常の状態を崩し、一定のリズムを歪ませています。(58ページ)

陽線確率が5割以下となっているのは5月、7月、9月。

上げやすい時期は1月、4月、6月、12月。

底値は3月、8月、10月頃につけやすい。

こちらの本も読みましたが同様の趣旨の本でした。

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す