株式投資に目覚めた群馬の至宝

株式投資と柴犬実成(さねしげ)の成長日記

バフェット投資の真髄

   

出典:amazon.co.jp

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バフェット投資の解説本

バフェットに関連した投資本は数多く出版されていますが、本書は「フォーカス投資(集中投資)」を中心とするバフェットの投資手法にとどまらず、バフェットが影響を受けた人物からバフェットの投資手法をハイテク株に適用した事例等まで幅広く扱うバフェット投資の解説本です。

当ブログ記事:バフェットに学ぶ集中投資

印象に残った点

バークシャー社の1996年の年次報告書
投資家としてあなたが目指すべきは、簡単に購入できて、株価は合理的で、あなた自信が理解できる企業の、確実に5年、10年、20年の間にあげる利益の権利の一部を購入するということである。時が経てば、そのような基準を満たす企業が非常に少ないと気づくであろう。したがって、基準を満たす企業を見つけたら、まとまった投資をすべきである。投資にどの程度投入できるか、またどのような産業や企業に興味があるかに関係なく、これ以上有効な基準は見つけられまい。(xiページ)

より良い尺度
長期的には、市場価格は企業の価値の変化とほぼ一致するはずである。しかし、短期で見れば、事業の進展以外の要素にも左右されて株価は企業価値に対して上下に大きく変動する。問題なのは、ほとんどの投資家が投資の失敗・成功を、短期的な株価の動きで判定していることである。残念ながら、短期的な価格変動は企業の経済的価値と関係なく、むしろ他の投資家の行動に対しての思惑に左右されるのである。(11ページ)

投資のためのガイドライン
投資を行う場合、自分たちは市場分析者やマクロ経済の分析者ではなく、企業の分析者だと考えている。まして、株式のアナリストだなどとはまったく考えていないとバフェットは言う。彼が企業を評価するとき、その目的が企業買収であれ、徹底的にビジネスの視点から検討を行う。企業の全体像を捉え、経営全般から財務、購入価格などあらゆる定量的・定性的な要素を調査する。(92ページ)

『バフェットの原則』
企業に関する原則
・その事業は簡明でわかりやすいか
・安定した業績を続けているか
・長期的な明るい展望があるか
経営に関する原則
・合理性を尊重する経営者であるか
・株主に対して公平で誠実か
・横並びの圧力に屈しないか
財務に関する原則
・一株あたり利益ではなく、株主資本利益率を重視する
・オーナー収益を計算する
・売上利益率の高い企業を探す
・留保資産の1ドルについて、少なくとも1ドルの割合で株価に反映していることを確認する
マーケットに関する原則
・企業の真の価格を決定する
・企業の価格に対して大幅に割安な価格で買えるか(安全余裕度)(93、94ページ)

魅力的な価格で買う
理解できる事業を行っていて、安定的に利益を生み出し、株主を重視する経営者がリードする企業にフォーカスする。これらの原則はすべて重要であるが、それだけで投資が成功するとは限らないと、バフェットは言う。だからこそ、有利な価格で買わなくてはならないのである。そして、買った後、その企業は彼の期待どおりの業績をあげていかなくてはならない。後者は必ずしも容易にはコントロールできないが、前者は管理可能である。価格に満足できなければ、バフェットは株式を買わないのである。(123ページ)

賢明な投資家
バフェットの投資哲学の最も際立った特徴は、株式を所有するということは、株券ではなく企業を所有しているのだということを明確に理解している点である。
「賢明な投資家」のまとめのなかで、グレアムはこう書いている。「投資は、ビジネスとして取り組むときに最も知的な行為になる」と。バフェットはこう話している。「グレアムのこの言葉は、これまでに投資について書かれたなかで最も重要な一節である」(143ページ)

最高のものに学ぶ
「私独自のアイデアなどないと思う」とバフェットは語ったことがある。「たしかに私は、グレアムの著書を読んだことを話すし、フィッシャーを読んだこともある。書物から得たことは非常に多い。他の人々から学べることは多い。実際のところ、基本的に他の人々から学べば、自分で新たしいアイデアをあれこれと考える必要はない。目に見えるなかで最高のものを使えばよいのだから」(304ページ)

まとめ

私の投資スタイルに影響を与えた先生!

バフェットは言わずと知れた偉大な投資家(経営者)ですので、彼が発する言葉の一つひとつには圧倒的な重み・深みを感じました。バフェットは自身の投資スタイルの確立に「グレアム」、「フィッシャー」、「チャーリー」の3人からの影響を強く受けたものとみられますが、バフェットは私の投資スタイル確立の先生に当たる3人の内の1人です。

当ブログ記事:バフェットが影響を受けた投資家

本書の中で、「バフェットは自分独自のアイデアなどはなく、他の優秀な人々から学べばよい」と発言していますが、私もこの考えに完全に同意で、だからこそ様々な投資に関連する書籍を読んで日々勉強しています。本書は翻訳が少し不味い部分があって読みにくさを少し感じましたが、かなり勉強になる本でした。絶対的にオススメできます!

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