【日本三大七味と一味】お土産にも最強な七味・一味の歴史・効能・オススメ等を紹介  

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普段さりげなく使用している七味・一味唐辛子ですが、実はさまざまな味わいやこだわり、そして銘柄があります。

 

今回は七味の歴史を外観し、七味の代表的な香辛料とその効能をみた後に、七味と一味の違いに軽く触れつつ、日本三大七味と呼ばれる七味+α及び日本三大一味を紹介してお土産としても優秀な七味と一味の魅力を再確認したいと思います。

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七味の歴史

七味は、日本食にあまりない強い辛味及び七味唐辛子という名前から中国生まれかと勘違いしている人もいるかと思いますが、その発祥は日本です。

 

七味唐辛子が生まれたのはおよそ400年前にまで遡ります。

 

時は1625年(寛永2年)、からしや徳右衛門が漢方薬に着想を得て、唐辛子をはじめ七種の素材を配合した「七色唐辛子」を開発し、現在の東京都中央区(両国橋界隈)で、開業地の通称「薬研堀」を由来とする「やげん堀」の屋号を掲げ七味唐辛子の販売をはじめたことにその起源があります。

「薬研」とは、漢方薬で薬をすり潰す道具のことを指していて、 薬研堀界隈には、その字が示すように、薬問屋や医者が多く住んでいました。 

独特の風味はもちろん、目の前で各人に合わせて調合するライブ感が評判を呼び、七味唐辛子はまたたく間に江戸に拡がり、三代将軍徳川家光の献上品にも認められたという逸話からも、当時の人気ぶりが窺えます。

 

江戸の薬研堀で生まれた七味唐辛子は関西にも広がり、関東では蕎麦関西ではうどんに合うように異なる調合で流行しました。

七味の代表的な香辛料とその効能

七味の中身を構成する食材の組み合わせにもよりますが、代表的な組み合わせによる七味唐辛子の効果は、肥満予防・風邪予防、抗酸化作用が期待されます。

 

以下は、七味の代表的な中身とその効能です。

唐辛子

辛味成分カプサイシンが胃液の分泌を促し、消化吸収を助け、食欲増進効果があります。また、血行促進作用もあるので、体を温め、肥満防止効果も期待できます。さらに、赤色はカロテンなので抗酸化作用もあります。

陳皮

みかんの皮を乾燥させたもので、中国の香辛料のひとつ。みかんの皮には、毛細血管を強くするビタミンPが多く含まれています。動脈硬化予防にはうってつけの一品。

ケシの実

アンパンの上によくかかっているのをよく見かけます。未熟な果実はアヘンやモルヒネの原料にもなるため、麻薬取締法で一般栽培は禁止されています。脂肪分を多く含み、カルシウムなどのミネラルも豊富です。精神安定や鎮痛効果が期待されます。

胡麻

良質なたん白質を含み、ビタミン、ミネラル類も豊富な栄養品。話題になったセサミンは、抗酸化作用に優れ、動脈硬化予防や肝機能の改善にも効果があります。

 

山椒

うなぎの蒲焼の薬味としてしばし登場する香辛料。辛み成分のサンショオールは、胃腸の働きを活発にしてくれ、食欲増進作用があります。

麻の実

七味唐辛子の中で一番大きい粒が麻の実です。さわやかの香りとかすかな辛みにプチプチとした食感が特徴的。しかし、若い葉は大麻取締法によって一般の栽培は禁止されています。亜鉛が入っているので、皮膚炎の予防になります。

しそ

ビタミン・ミネラルが多い香味野菜のひとつ。とくにカロテンが多く積極的にとりたい野菜です。香り成分のペリルアルデヒドは、抗酸化作用と防腐作用があります。

のり

EPAを含むため、血流促進作用があります。

しょうが

辛味成分のジンゲロールは血流を促進してくれるので、身体をあたためてくれる作用があります。抗菌作用があるので風邪予防に効果的です。また抗酸化作用もあるのでガン予防が期待されます。

菜種

オレイン酸やリノレン酸という脂肪分が多く含まれています。この脂肪分は血中コレステロールの上昇が少なく、酸化しにくいため健康によい脂肪分とされています。

 七味は、ひとつひとつの食材のもつ効果が複数組み合わさって、食欲を増す香りとともに病気を予防してくれる魔法の粉なのです。といっても、少量ずつの摂取になると、全ての効果が得られるとは限りません。

七味ランキング:日本三大七味+京都・祇園「原了郭」

七味には日本3大七味と呼ばれる代表的な老舗の七味が3つあります。

それぞれに特徴がありますが、一言で特徴を表すと、

東京・浅草「やげん堀」の七味は、2種類の唐辛子を使用して関東の濃い味付けに負けないよう辛さを重視

京都・清水寺「七味家本舗」の七味は、シソや青海苔を加えて関西のダシ文化に合わせ、辛さよりも香りを重視

長野・善光寺「八幡屋礒五郎」の七味は、寒さ厳しい長野に合わせて、体を温めるという生姜が入っているのが特徴です。

 

正直、どれをとっても、スーパーで売っている市販の七味とは、味も香りも完全に別次元で、料理の味を、一段階も二段階も引きあげてくれます。

わずが数百円でここまで味が変わるのかと驚いたものです。

東京・浅草「やげん堀 七味唐辛子本舗」:関東の濃い味付けに負けないよう辛さを重視

元祖七味を売り出した「やげん堀 七味唐辛子本舗」は、日本で一番古い七味の店です。

 

唐辛子の歴史でも紹介した「からしや徳右衛門」が薬研堀で売り出したものが七味唐辛子の元祖で、 徳右衛門の創業した薬業商は、現在も東京浅草の「やげん堀 七味唐辛子本舗」として続いています

 

七味の基本がすべてつまった元祖七味の風味と味わいは堪能する価値があります。

 

私はこうした歴史や背景に弱いので、味もさることながらこうしたストーリーもあってこちらを重宝しています。

「やげん堀」の七味の組み合わせ
①黒胡麻
②陳皮(みかんの皮)
③山椒
④けしの実
⑤麻の実
⑥焼唐辛子
⑦唐辛子

京都・清水寺「七味家本舗」:関西のダシ文化に合わせ、辛さよりも香りを重視

世界文化遺産・清水寺の参道に明暦年間(1655-59)からお店を構えているのが七味家本舗です。

 

創業当初は河内(かわうち)屋という茶店で、音羽の滝で滝行をする人や、境内を抜けて洛中へ向かう人々を白湯でもてなしたといいます。特に冬の滝行は心身ともに冷えるため、体を温めてもらおうと白湯に唐辛子の粉末を入れたのが、唐辛子を扱うようになった始まりだとされています。

特に京都の人は山椒が大好きなこともあり、山椒にこだわった七味となっているそうです。

「七味家本舗」の七味の組み合わせ
①唐辛子
②山椒
③白胡麻
④黒胡麻
⑤紫蘇
⑥青海苔
⑦麻の実

長野・善光寺「八幡屋礒五郎」:寒さ厳しい地に合わせて体を温める生姜が特徴

「八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)」は、 長野県の善光寺の門前に店を置く1736年創業の老舗です。

初代室賀勘右衛門が善光寺の堂庭(境内)で、 体の不調を治したいとお寺にお参りする人たちに、 健康に効くものを買ってもらおうという願いから、 七味唐辛子を売り出したのが始まりといわれています。

「生姜」が入っているのが八幡屋の七味唐辛子の特徴で、 生姜は体をあたためる効能があります。

個人的にはこちらの七味がナンバー1だと思っていますし、いつでも使えるように常備しています。

「八幡屋磯五郎」の七味の組み合わせ
①蕃椒[バンショウ](唐辛子)
②白薑[ビャクキョウ](生姜)
③陳皮[チンピ](みかんの皮)
④麻種[オタネ]
⑤胡麻
⑥紫蘇
⑦山椒

ゆず七味も人気で、鍋物や味噌汁にはこちらの方が会うかもしれません。

京都・祇園「原了郭」:黒七味が目印

七味好きではなくても日本3大七味は有名なので聞いたこともあるかと思いますが、こちらの京都祇園の「原了郭」の七味唐辛子も知っている人は本門の七味好きだと個人的には認識しています。

 

「やげん堀」「八幡屋礒五郎」「七味家」の三大七味唐辛子ほど有名ではありませんが、 1703年創業の、京都祇園の「原了郭」の七味唐辛子もオススメです。

 

「原了郭」の初代は、赤穂浪士四十七士の一人だった人物の息子というストーリー性もあります。

京都・祇園「原了郭」の七味の組み合わせ

①唐辛子
②山椒
③白ごま
④黒ごま
⑤青のり
⑥けしの実
⑦おの実

ここのおすすめは、「黒七味」といわれる七味です。

 

「黒七味」という名前の由来となっているこの店独特の濃い茶色い色合いは、 材料をから煎りし、山椒や唐辛子の色が隠れるまで揉みこむことによって出しており、 鼻へ抜ける香りと辛味には他の七味にはない個性があり、クセになる七味です。

七味と一味の違い

ここまでは七味について説明してきましたが、七味と対をなす一味の存在も忘れることはできません。

 

簡単に違いをまとめると、以下のような特徴があります。

  • 一味は唐辛子のみが入っている調味料
  • 七味は唐辛子と、その他もろもろが入っている調味料
  • 一味と七味では、一味の方が辛い
  • 一味は単純に辛さを増したい料理に使い、七味は風味を出したい料理に使う

材料→味・辛さ

次に七味と一味の違いですが、一言で言えば、「一味に入っているのは唐辛子のみ」、「七味は唐辛子をベースに上述した他の香辛料を加えたもの」になり、それ故に辛さ・味に差異が生じます。

 

七味には他の香辛料が加えられているため、七味は味が一味よりもマイルド一味は七味よりも辛いと言えます。 

 用途

一味

一味は、薬味として使うよりも調味料として使用されます。

具体的には、煮物、炒め物、カレーの香辛料、エビチリや麻婆豆腐と中華系料理の辛さの増加など様々です。元々一味は、日本だけでなく世界共通の調味料ということもあり、和洋中全ての料理に対応できます。また、一味はシンプルに辛味を増したい時にも使用します。

七味

七味は、一味とは逆に薬味として使用します。七味は加熱すると香りが飛んでしまうので、隠し味や調味料としては不向きです。また、七味は日本独自のものなので、蕎麦、漬物、焼き鳥、天麩羅、牛丼、豚汁などといった和食系に合います。どちらかと言うと七味は、風味豊かにしたい時に使用します。 

一味ランキング:日本3大一味

日本三大七味という名称は存在しますが、日本3大一味なるものは存在せしないので、私が独断で3つ選びたいと思います。

そこまで辛いもの好きというわけではありませんので七味よりも熱量は下がりますが、一味も好んで使用します。

京都・産寧坂 舞妓はんひぃ~ひぃ~ 京の赤一味

「舞妓はんひぃ~ひぃ~」は市販の唐辛子の約10倍の辛さですが、 「激辛では満足できない!」そんな辛いものが好きな方は  激辛を超える辛さ「狂辛」を備えているので安心してください。

 

唐辛子の辛さを表す単位に、スコヴィル値があります。鷹の爪が4~5万スコヴィルなのに対し、 「舞妓はんひぃ~ひぃ~」に使用しているレッドサビナというハバネロは、最大57万スコヴィルといわれています。

私は特段辛いもの好きというわけではなく、中辛をいつも使用するので狂辛は未知の領域です。

京都・祇園味幸「黄金一味」

日本で辛いものといえば、鷹の爪とも呼ばれる真っ赤な唐辛子を想起しますが、江戸時代から真っ赤な唐辛子ではなく、真っ黄色な唐辛子が栽培されてきたことをご存知でしょうか?

 

江戸中期に活躍した学者、平賀源内により「指上(さしあげ)」と命名された唐辛子であり、現在はその実の色から「黄金唐辛子」といわれる。

 

黄金唐辛子の特徴は色だけではなく辛さにもあります。

 

一般的な赤い唐辛子に比べて10倍も辛み成分が多いというから驚きだ。

 

商品には日本一辛い黄金一味と誇らしげに明記されています。

長野・善光寺「八幡屋礒五郎」

日本3大七味の一つとして紹介した八幡屋磯五郎は一味も販売しており、七味同様にこちらが個人的にはナンバー1です。

 

私が群馬出身なので似たような気候や食文化圏の長野で生産されたものが合うのでしょうか?

 

辛さを求めている人には少し物足りない感じもあります。

まとめ

「一味を使おうが七味を使おうがどちらでもいいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、一味には一味の使い方が、七味には七味の使い方が存在します。

 

一味や七味は、お土産としても最適ですので自分では使わなくても友人などにプレゼントすると、自分では敢えて買わない人も多いでしょうから、これを機に七味や一味に目覚めさせることになるかもしれません。

 

軽くかさばらないですし、七味もらって嫌な顔される人もあまりいないと思うし、日持ちもするのでお土産に最強ではないですか?

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