株式投資に目覚めた群馬の至宝

大化け株を掴みたい人生でした…

金持ち父さん 貧乏父さん

   

出典:amazon.co.jp

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ラットレースから抜け出せ!

本書は資産運用の手引書です。「金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない」という理念の下、資産と負債の違いを理解して、自分が働かなくてもお金を生む「資産」を持つことで、「ラットレース」から抜け出す方法についての指針を示しています。

ラットレースとは?

著者は、「平均的な教育を受け、まじめに働く人の一生を思い浮かべてみると、一つの共通したパターンがある。最終的には安定した職業あるいは企業を探して仕事を始める。そして、会社の持ち主に利益をもたらすために働き、政府に税金を払うために働き、銀行にローンを返すために働き、クレジットカードでの買物の支払いをするために働く。このプロセスが永遠に繰り返されること」をラットレースと定義しています。

ラットレースから抜け出す唯一の方法は会計と投資に関する能力を高めることですが、この2つは誰に言わせても最も難しい科目ということになっています。そして、「会計と投資について誰からも教えてもらわなかったという理由だけで経済的に苦しむ続けている人がたくさんいる」と主張します。

金持ち倒産の6つの教え(35ページ)

金持ちはお金のために働かない

お金の流れの読み方を学ぶ

自分のビジネスを持つ

会社を作って節税する

金持ちはお金を作り出す

お金のためではなく学ぶために働く

印象に残った点

金持ちと貧乏人を分ける二つのルール
世の中には二つのルールがある。金持ちが使っているルールと、残りの95%の人が使っているもう一つのルールだ。家庭や学校で教えられているのは、この95%が使っているルールだ(18ページ)

学校はお金のために働く方法を学ぶところ
いいかい、学校はとても、とても大事だ。社会に貢献できる人間になるための技術や職業を身につけるために君たちは学校に行く。どんな社会にも教師や医師、技術者、芸術家、プロの調理人、実業家、警察官、消防夫、兵士など専門的な知識と技術を身につけた人が必要だ。学校は社会や文化を豊かにするために、こういった職業につく人たちを育てる。だが、残念ながら、たいていの人は学校を卒業することがゴールになってしまい、それがスタートになっていない。(77ページ)

資産と負債の違いを知ることが第一
まず大切なのは、資産と負債の違いを知り、資産を買わなければならないということだ。金持ちになりたい人が知っておくべきことはこれにつきると言ってもいい。(中略)金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む。(92ページ)

税金は本来は貧乏人のためのもの?
そもそも税金が多くの人に受け入れられるようになったのは、政府が中流以下の人たちに「税金とは金持ちを罰するために課す制度である」という考えを吹き込んだためだった。(133ページ)

金持ちは会社を利用して自分を守る
税金の歴史を学ぶと興味深い側面が見えて来る。税の法制化が可能だったのは、金持ちからお金を取ってほかの人にそれを分け与えるというロビン・フッド的な経済論を大衆が信じていたからだ。そうでなかったら決して大衆の支持は得られず、法制化されることもなかっただろう。問題は、ひとたびお金の味を味わった政府の食欲がとどまることを知らず、いくらもたたないうちに中流階級からも税を取り立てなければならなくなり、そのあと、なし崩し的に次々と課税対象が広がっていったことだ。一方、金持ちはそこにうまい儲け口を見つけた。前にも行ったように、金持ちは中流以下の人間と同じルールではゲームをしない。彼らは大航海時代に普及し始めた「会社」について熟知していた。金持ちたちは、航海に際してのリスクを、それぞれの航海の資金範囲にとどめるための手段として会社という制度を作り出した。(135ページ)
政府の支出が雪だるま式に増えていくにつれお金がもっと必要になり、「金持ちから税金を取る」という考え方が、もっと収入の低い層にまで広げられていった。つまり、税制に賛成票を投じた当の本人たち、中流以下の人たちにまで課税の手が及ぶようになったのだ。一方、本当の資本家たちは、お金についての知識を大いに利用して、さっさと逃げ道を見つけた。そして、自分たちを守ってくれる会社の陰に身を隠した。(136ページ)

まとめ

資産運用に目覚めたきっかけ!

私が資産運用に目覚めるきっかけになった本です。この本を読む前は、よく考えずに周りの人が言うように「株などの資産運用は危険なもので素人が絶対にやってはいけないもの」と認識していましたが、私は同書をきっかけとして、様々な本を読み進むにつれて考えを改めました。

また、今までの私は、同書で誤った考えと婉曲的に指摘している「いい大学に行き、いい企業に入ればお金持ちになれる」ということを疑いもしない非常に愚かな人間でした。私はそれなりの努力をし、偏差値的にはいい大学に入り、世間では一流と呼ばれる勤務先に勤務していますが、いくら一生懸命働いても自分が思い描いていたお金持ちには程遠い状況で不満を感じた日々を過ごしていました。

ファイナンシャル・リテラシーの大切さ

同書はそうした時に読んだ本であり、今まで語学を習得するために使った時間の半分をもっと早くに「ファイナンシャル・リテラシー」を高める方向に注力すべきであったと少し後悔しました。いくら4か国語ができても自己満足にはなるかもしれませんが、お金持ちにはなれません。株式投資は自分の努力が直接的に目に見える形で現れる(もちろん運もあると思いますが)点に特に魅力を感じました。以来、大学受験の時以上の熱意で、現在でも狂ったように投資関連の本を読み漁っています。勉強したからといって、株式投資で成功できるかどうかはわかりませんが、成功した人の多くは努力されている方が多いという事実があるので、私は勉強することを選択しました。

同書の内容自体は、率直に述べると、大したことは書いていませんが、「自分の考え方を変えるきっかけ」になるには十分ですし、むしろそれこそが本書の価値であると思います。私は遅くはなりましたが開眼できましたので、未だ目覚めていない人は、これをきっかけにいろんな資産運用本を読むことをオススメします。私にとっては、学校教育で習った偽りの「歴史認識」ではなく、大学時代に疑問に思って自ら調べて「正しい歴史認識」を身につけた時以来の衝撃でした。

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