【残業時間と年収の関係】企業戦士の残業時間の平均は?

【残業時間と年収の関係】企業戦士の残業時間の平均は?

残業時間の平均と年収の関係

私自身も長時間の残業が常態化している闇の戦士でしたが、一般的にどれくらいみんなが残業しているのか気になったことはありませんか?

 

今回は、「残業時間の平均」及び「残業時間と年収の関係」を中心にみていくとともに、併せて残業を規制する36協定及び過労死ラインとされる時間について触れた上で、残業が常態化していた頃の自分の様子を振り返って行きます。

残業の定義は?

まず残業の定義ですが、労働基準法によって、原則1日8時間・週40時間を超える労働は「法定時間外労働」=「残業」として、これを超過した時間に対しては、割増賃金を払うように決められています。

 

 

なお、勤務時間が始業9時、終業17時で1時間の昼休みがある会社の場合だと、労働時間は7時間になります。

 

7時間を超え、8時間までの1時間は「法定時間内労働」になるので、通常の賃金1時間分だけが追加されることになり、割増賃金は発生しません。

残業時間の平均はどれくらいか?

厚生労働省の統計

厚生労働省が「毎月勤労統計調査」と題する最新の統計(2018年1月)によると、事業所規模5人以上の企業における「所定外労働時間」は、月間「17.2時間」となっていました。

 

厚生労働省も総務省のデータも、回答しているのは実際の社員の生の声ではなく企業の公表ですので、働いている人の実態と異なる残業時間を過少申告して回答していても不思議はありません。

Vorkersの統計

他方で、就職や転職情報を取り扱う「Vorkers」では、2014年と少し古い情報ですが、対象の約6万8千人のうち、月の平均残業時間「30時間」が14.5%と最も多く、次に残業時間「40時間」14.5%、「20時間」13%と、月の平均残業時間20時間~40時間が全体の41.2%と一番多くとなっています。

 

このことから1日あたり約1時間~2時間程度の残業をしている人が多いことが読み取れます。

 

厚生労働省の統計は、企業の申告でありサービス残業などが含まれていないので実態よりは過少申告されているものと推察され、「Vorkers」の方は労働者の生の声であることから、多少過大申告されている可能性もあるものの、より実態に即しているとみられることを考慮すると、「Vorkers」の数値をいくらか割り引いて考えるのが実情に即している残業時間ということになるのでしょうか?

 

いずれにせよ、「Vorkers」によると、残業時間80時間を超える「闇の戦士」が約20%いるのは驚きでした。

残業時間と業界の関係

1位は「コンサルティング、シンクタンク」で残業時間は80時間を超え、2位は「広告代理店、PR、SP、デザイン」(78.6時間)、3位「建築、土木、設計、設備工事」(70.8時間)と続いています。

 

ヴォーカーズは調査結果のなかで、「こうした業界は何らかの成果物を生み出す仕事であり、一定以上の品質を達成するために残業時間が長くなってしまうのではないかと推測されます」とコメントしています。

 

特に1位のコンサルタントやシンクタンクは、クライアントのために、資料集めから実際の企画立案、ときには実行を限られた短い期間で行わなければならず、しかも絶対的な成果を求められるため、大きな負担を強いられることになります。

 

また、「顧客のため」を思えば思うほど、やることが尽きず、自然と残業時間が長くなってしまう傾向があるのかもしれません。

 

残業時間が上位の業界の仕事には高確率で「締切り」が発生するのが特徴的と言えます。

 

終業時間になれば終了という作業ではないので、締切までの限られたの日数の中で、クオリティを保っていくために残業時間が長くなってしまうのではないかと考えられると指摘されています。

残業時間と年収の関係

一番興味深いデータとなったのが年収別の残業時間を更に年齢層に区切って集計されたグラフでした。

 

最も残業時間が長いとされたのは、「35歳~39歳の年収2000万円~3000万円のビジネスパーソン」で、月の平均残業時間は75時間以上となっております。

 

このレベルの収入になってくると、資産運用しなくてもそれなりに資産築けるし、忙しいから投資に時間を割かずにインデックスや高配当投資をやる人が多い感じがします。

 

どの年代においても、年収の高さと残業時間は比例していますが、年収1000万円超の人たちにいたっては月70時間を超える残業となっています。

 

仕事が好きで仕方ない人もいるかもしれませんが、お金がたくさんあっても私は時間がない方が圧倒的に嫌です。

 

仕事自体は嫌いではなく楽しいと思える部分もなくはないので、毎日定時退社が可能であれば、目標金額に到達しても辞めない可能性が高いのではないかと現在は考えてすらしまいます。

 

他方で、仕事が好きでたまらなく残業しまくる人も一定数世の中にいてもらわないと国力の衰退にも繋がってしまいますので困ります。

残業時間を取り決める「36協定」の効力

残業が常態化している実態が浮き彫りになってきましたが、本来、残業をするということは、労働者と雇用者の取り決めがあるほど、大変なことなのです。

 

それが「36(さぶろく)協定」です。

 

「36協定」とは、労働基準法36条に基づき、時間外労働や休日勤務等について、労使間で締結する協定書のことです。

 

労働基準法36条では、会社は法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える時間外労働及び休日勤務などを命じる場合、労働組合などと書面による協定(36協定)を結び、労働基準監督署に届け出る義務および、協定を結んだ旨を従業員に知らせる義務があります。

 

これらを違反したり、届け出を怠った企業には罰則があります。

 

しかしながら、36協定に「特別条項付き協定」を追加することで、残業時間には上限がなくなり青天井で時間外労働が可能な状況に現在なっています

 

こういった悪しき慣行が長時間労働の温床となっているとして、政府は働き方改革を掲げて残業時間の上限規制を設けることを決定しました。

 

その内容は、36協定自体には変更はなく、「特別条項付き協定」において「年間720時間」の上限を設けるものとなっています。

 

新しく設定された「年間720時間」の枠内で、2~6ヵ月の平均では「80時間以内」、1ヵ月では「100時間未満」を基準に時間外労働をできるようにしています。

過労死ラインに設定される残業時間:80時間・100時間

なぜ「80時間」「100時間」という数字が設定されたかというと、これらは過労死の認定基準を参考にされています

 

過労死の原因の多くが脳や心臓疾患と言われており、発症前の1ヵ月に100時間を超える残業をした場合、または2~6ヵ月間につき80時間を超える時間外労働があった場合は、これらの疾患との関連性が強まるとみなされています。

 

こういった長時間労働によって、脳や心臓など身体的な病気やストレスによる精神的なダメージで、うつ病などの心の病を発症してしまう人や、さらには自殺に追い込まれてしまう人がいることが現在問題になっています。

 

株式投資という戦場に向き合っている人たちは、それ以上の精神的ストレスに耐えている猛者ばかりですので、これくらいの残業ではものともしない闇の戦士ばかりかもしれませんが、普通はこれくらいの労働が2年くらい継続すれば病んできます。

私自身も闇の戦士として毎月80〜100時間の残業

私自身、ここ数年間は特に繁忙部署にいたため、休日や夜間の呼び出しなどもあり「闇の戦士」と化し、自分以外の人がどれくらい「闇の戦士」として残業を強いられているのか気になって仕方がありませんでした。

 

中でも、月の残業時間は平均して80〜100時間くらいが常態化し、日付が変わってから帰るのが続いたりしていた時は泣きそうでしが、そうした中で、ツイッターは「闇の戦士」には最高かつ最強のアイテムでした。

 

損した詐欺も横行していますが、ツイッターを開けば誰かの辛いという声を聞けるんです(やばい状態)

 

これでも私は恵まれている方というか、最も多かった同僚は200〜300時間の残業をしていました。

 

中には、文句を言いつつも楽しそうな屈強な戦士もいましたがw

 

彼は周囲の人間より働いている自分に陶酔するタイプだったので、私の仕事なども引き受けてくれて感謝もしておりますが、仕事が楽しくても私は課業時間内に全力を尽くして早く帰りたい人間なので、彼と比較すると残業時間は少ないものの、精神的な辛さが違います。

 

このような現実から逃避するために、当時は株価を頻繁にチェックして株にすがっていた側面もあるのかもしれません…

 

自分で作業時間を決められずに資料提出締め切りまでの作業時間が極めて短いという仕事のやり方も、かなりストレスを受ける要因となっておりました。

 

唯一の慰みは、こうした繁忙部署というのは、普段から忙しいため、無駄な人間関係でのストレスもなく、また、人事も性格に難がある人物は送り込まずに人格的に非常に優れた人が多かったのが救いでした。

 

加えて、24時間緊急での呼び出し待機があったので、いくら自分がやりがいを感じられる仕事を遂行しているとはいえ、ブラックの極みと言わざるを得ない環境で限界でした。

まとめ

厚生労働省が公表する企業が申告した残業時間は、月間「17.2時間」となっていましたが、民間調査による労働者の生の声によると、月の平均残業時間20時間~40時間が全体の41.2%であり、平均的には1日あたり約1時間~2時間程度の残業をしている人が多く、また、80時間を超える闇の戦士も20%程度いる実態が判明しました。

 

また、どの年代においても、年収の高さと残業時間は比例していますが、年収1000万円超の人たちにいたっては月70時間を超える残業が多い傾向があることも分かりました。

 

私はこうした長時間残業にはもう耐えられないので、年収が大幅にダウンしても時間を確保する方を選びました。

 

その分を投資であったり、ブログなどに時間を費やして別の手段でお金を稼ぐようにマインドを完全に変更しました。

 

もちろん一生懸命身を粉にして組織に忠誠心を示して出世して行くというやり方も当然ありますが、こちらで勝ち抜いて行くのは並大抵のものではありませんし、社会的な地位は得られるかもしれませんが、大きな資産は形成できません。

 

彼らを尊敬こそしますが、私はもうそちら側にはどうしても行けません。

 

そう、全ては資産運用に目覚めてしまったから….

 

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