株式投資に目覚めた群馬の至宝

大化け株を掴みたい人生でした…

第2四半期決算後のFPGの急落

      2016/05/03

ここまで叩き売られる決算内容ではないと思いますが、今日は大ダメージでした。割高感及び需給もそこまで悪くなく、その上定率法改正の話も消え、昨年の第2四半期とは状況が全く違う中で、結果としては昨年の決算時と同じような結果となってしまいました。これを受けて、私はいくらなんでも売られ過ぎだと思い、本日1123円で買い増しています。最近、一部銘柄を整理して現金を捻出しましたので、金曜日にもっと下げても買う準備はできています!

さて、どうしてこんな結果になったのか少し考えてみたいと思います。

様々な要因が考えられると思いますが、私が一番感じたのは、現在TLA事業の一本足の同社が、長期的に20%以上の成長を続けるのが難しいと考えている投資家が多いのではないか?ということです。この点については、株主総会でも懸念を表明している方が多くいました。

以下、具体的にみていきます。

業績伸び率の鈍化を嫌気

まず、直近の業績伸び率を簡単に振り返ります。

直近2年間の業績推移

年 度 売 上 営業利益 経常利益 純利益
14年 55.9% 66.1% 66.4% 67.7%
15年 144.7% 191.3% 208.0% 219.0%
16年予想(1月時点) 19.3% 20.3% 23.2% 24.8%
16年予想(4月時点) 26.6% 24.4% 26.0% 26.8%

第2四半期累計の業績

  • 売上高 :28.5%↑
  • 営業利益:20.9%↑
  • 経常利益:21.9%↑
  • 純利益 :22.8%↑

四半期別の業績伸び率との比較

年 度 売 上 営業利益 経常利益 純利益
15年1Q 273.1% 557.1% 883.5% 1,013.9%
15年2Q 103.4% 112.2% 133.9% 134.3%
15年3Q 129.0% 174.2% 177.2% 198.2%
15年4Q 116.9% 107.3% 81.8% 74.4%
16年1Q 35.2% 27.8% 34.4% 38.1%
16年2Q 21.3% 12.7% 7.6% 4.9%

年間及び第2四半期累計の業績を見ると、昨年、売上2.5倍、利益3倍成長したにも拘らず、前年比で20%を超える成長をみせており、成長企業の基準を満たしています。一方、第二四半期単独の利益を見ると、TLA事業及び不動産関連部門の体制強化等のための人件費増、FPG投資顧問の「のれん減損」等もあり、わずか一桁の成長に止まっています。さらに、TLA事業の手数料率を見ると、第2四半期累計では17.2%あるものの、第2四半期単独は5.0%に止まっています。そして、決算説明資料を読むと、直近は概ね14〜15%台に推移しており、第3四半期以降は例年水準になる予定とあります。こうしたことから、手数料率が若干下がる可能性があることから、売上に比して利益が圧縮されることを懸念した可能性があるのではないかと考えられます。

強調しますが、利益が減っているのは、「人件費増」のために利益が減っているだけです。そして、忘れてはならないのが、FPGは従業員1人あたりの労働生産性が物凄い高いということです。従業員を増やしているのは、旺盛な需要に対応するためであることから、今後はどうなるかわかりますよね?第2四半期にして、ようやく従業員がメチャメチャ増えてきました!これは増配と並んで長期的には良い傾向だと私は思いました。

成長鈍化懸念

上述したようなことから、投資家が同社は長期的に20%以上の成長を続けるのは難しい、すなわち、成長が鈍化したと考えている可能性があるのではないかということです。業態は異なりますが、以下グーグルの株価の推移を例に考えてみます。

グーグルの株価推移

YAHOOファイナンス

YAHOOファイナンス

チャートには入っていませんが、グーグルは2004年の上場初値から2007年の高値までで株価が7倍になりました。しかし、その後、株価は2013年頃までの5〜6年の間横ばいの動きを続けました。この横ばい圏の5年間に業績は2倍以上になっています。もし、ファンダメンタル通りに株価が動くのであれば、株価も2倍以上になっていなければおかしいはずですが、横ばいでした。グーグルは大型の買収を続けているものの、検索エンジン以外に大きな収益源が確保できていませんでした。つまり、市場はグーグルが新たな収益源を探し当てるのを待っていたと言うことができ、保ちあい期間の間、市場は同社が長期的に20%以上の成長を続けるのが難しいとみていたと考えることができます。その後、GOOGLE PLAYやGOOGLE AD等の新たな収益源が出てきて、2013年には新高値を更新して躍進しました。

FPGの株価推移

出典:yahooファイナンス

出典:yahooファイナンス

同様に、FPGもTLA事業の一本足に頼った事業に対する業績鈍化懸念があるのではないのでしょうか?これだけで、長期的に20%ホントに成長可能なのかという。会社側も第2の柱として不動産事業を挙げていますが、社長が株主総会で認めているように、想定よりも遅れています(TLA事業が好調過ぎて手が回らないと言っていました)。この不動産事業が、TLA事業並みとは言わないまでも、ある程度収益に貢献できるくらいになれば盤石なんですが…不動産事業に限りませんが、こうした新たな収益源の登場を待っているのでしょうか?

私は、第2四半期決算の記事でも書いた通り、悪くない決算だと考えていますので、年間20%の成長を遂げている限りは、よほどのことがない限り何年でも持ち続けます。昨年とは異なり、そんなに期待されている銘柄ではないと思っていましたので、今日の下げは驚きました。まあ、FPGホルダーからしてみたら、「またか」的な感もありますが´д` ;そろそろ、この停滞感をやぶってくれるサプライズIRを期待したくなります。。

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