株式投資に目覚めた群馬の至宝

「株式投資」をメインとしつつ、「御朱印集め」、「洋画鑑賞」、「語学勉強法」等を扱ったブログを運営しています

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ピーター・リンチの銘柄選択術

   

 要 点

銘柄選択は、熟練にもとづく一種の勘が必要であり科学でもある。しかし、そのどちらか一方に、重点を置きすぎると、かえって危険なものとなってしまう。私の銘柄選択の方法は、芸術的要素も、科学的要素も、そして体を使った、いわゆる足で稼ぐ要素も含んでおり、ここ20年変わっていない。(169、170ページ)

小売業界

  • 投資戦略を考えるうえでは、ショッピング・モールをうろうろしていたほうが、証券会社のアドバイスに忠実に従ったり、最新の情報をほんの少しばかり得るために金融情報誌を徹底的に調べるよりずっと役に立つ。(182ページ)
  • 人々が同じような食べ物やファッションを好むことで、退屈な文化が形成される。しかし、人々が同じようなものを好むからこそ、小売企業や外食産業の株を持つことで、財をなすこともできるのである。(中略)小売企業は、いつも成功するとは限らないが、少なくとも、ビジネスの進展具合をチェックすることが簡単であり、そこがまた、魅力なのである。一連の店がある地域で事業を成功させ、そして他の地域に進出し、いくつかの地域でも成功を収めたということを確認してから、その企業へ投資をしても遅くはない。(185ページ)
  • 小売業や外食業の増益と株価上昇をもたらす一番の源は、売上の拡大である。既存店売上高が伸びている限り、その企業は、過剰負債で苦しむことはないし、報告書で株主に対して述べているような拡張計画が順調に進んでいることになる。結果、その株をずっと保有していても、たいていはわりにあう投資となろう。(196ページ)
  • 小売業者を評価するときにいつも使う指標としては、これまでに検討したもののほかに在庫を常に見ることにしている。在庫が適正水準以上に増加しているときは、経営者が売上高の伸びが低いという問題を隠すための工作をしている危険がある。最終的には、売れ残った商品の安売りを強いられ、問題が明るに出るのである。(211ページ)
  • 小売業経営について、まず最初に確認しなければならないことは、前に述べたようにそれが拡大発展する余地があるかどうかということである。(228ページ)

外食株

  • 外食チェーンには小売業者と同様に15〜20年間の急成長期がある。駆け出しの外食企業は、激烈なビジネスであると考えられてはいるが、電気会社や靴会社と異なり、競争からは守られている。(中略)外食企業が全国展開するには長い時間がかかる。また、外国からの競争にさらされるということはない。外食チェーンで成功者と失敗者とを分けるものは、優秀なマネジメント、十分な資金力、しっかりした拡大策である。ゆっくりとではあるが着実に。インディ500マイル・レースでは勝てないだろうが、この種の競争では勝つ秘訣となる。(200ページ)
  • 外食企業が損益分岐点に達するためには、当然ではあるが、十分な売上高を確保しなければならない。小売業と同じようなことが成り立っている。重要なファクターは、成長率、債務、既存店の売上高である。既存店の売上高が毎四半期、増加するのが望ましい。成長率は、あまり高すぎてもよくない。毎年100店舗以上の出店を考えているとすれば、その会社は危険なゾーンに入っていると言わざるを得ない。債務については、理想をいえば無借金が望ましい。(202ページ)
  • 外食産業は、成長率が年4%程度しかない成熟しつつある産業である。しかし、バランス・シートの内容がよく、優れた運営がなされている会社は、過去においても常にそうであったように、将来もよい業績を上げていくであろう。(203ページ)

斜陽産業

  • 私はいつでも投資対象としては人気業種よりも斜陽産業を優先することにしている。斜陽産業のなかでは、ある会社はゆっくりと成長しているが、弱者は脱落していき、残存者は大きなマーケット・シェアを得ることになる。不活発なマーケットのなかでそのシェアを継続的に増加させることができる企業は、マーケット・シェアを減少させないよう努力しなければならない企業よりははるかに裕福である。(231ページ)
  • 重要なことは、斜陽産業のなかの生き残り企業は、いったん競争相手がいなくなったら運命は様変わりになるということである。(241ページ)

循環株

  • 景気低迷期になると、プロのファンド・マネジャーは循環株への投資を考えはじめる。アルミ、鉄鋼、紙、自動車、化学業界や航空業界の好景気から景気後退そしてまた回復へというパターンはよく知られており、季節の変化のように必ずやってくるものである。(260ページ)
  • 通常、PERが低いことはよいことであると思われているが、循環株の場合は例外だ。循環株のPERが低いときは、たいてい好景気の末期であることを示している。事業環境がよく、企業収益が上がっているからと油断して、循環株を保有し続けていると、状況は一変する。賢明な投資家はその前に売却して、売却ラッシュを避けてしまう。(260ページ)
  • 反対に、PERが高いとき、これは通常悪いこととされているが、循環株の買い時であろう。たいていの場合、企業が最悪期を脱しつつあることを高PERは意味し、事業はほどなく回復し、利益はアナリストの予想を上回るようになり、ファンド・マネージャーが熱心に買い物をいれるようになる。循環株への投資は、先取りのゲームであるため、儲けるのは普通以上に難しい。最も危険なことは、買いのタイミングが早すぎることである。株価が思うように上がらないことに失望し、待ちきれずに売ってしまうからだ。実務知識もなく、業界のリズムも知らずに、循環株に投資するのは非常にリスクの高いことである。(261ページ)
  • 私は物事を明るくとらえるほうなので、たとえどんなに景気の悪いニュースが新聞紙上をうめていても、経済は必ず回復すると信じ、進んで底値の循環株を買う。こうした企業にとってこれ以上悪い状態はないというときから、物事はよくなっていく。(262ページ)

公益株

  • 問題を起こした公益株に投資すると、簡単に利益を上げることができる。無配のときに買って、復配するまで保有し続ける。これが非常に成功率の高い戦略だ。(277ページ)

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