株式投資に目覚めた群馬の至宝

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大泉製作所の株主総会に参加

      2017/08/05

国際フォーラムで行われた総会に35名くらいの株主が参加

6月28日(水)に有給を取得して、現在最主力の大泉製作所の株主総会に参加してきました。

 

気になった点や印象について簡単に記録しておきたいと思います。

 

国際フォーラムで行われた総会には35名くらいの株主しか参加しておらず、私がこれまで出席した総会で最も規模が小さいものでした。

 

結論から述べると、新たに社長に就任したインテグラル出身の後藤社長体制になった大泉製作所は、かなり期待できるとワクワクしました。

 

ただ、総会開始当初は、事業概要説明を株主総会通知に記載されているものを読み上げているだけで印象は良くありませんでした。

 

しかしながら、質疑応答での対応が、質問が少し曖昧な内容であっても、質問者の意図を汲み取り、質問内容以外のことまで踏み込んで丁寧に回答している姿勢やレスポンスの速さを見ていると、優秀な方だと感じざるを得ませんでした。

 

最後に前社長の挨拶があったのですが、「現在の経営改革がもっと早く出来ていれば、株主の皆様にご迷惑を掛けることはなかった。申し訳ない」みたいな発言があり、少し違和感を感じました。

 

また、余談になりますが、総会のお土産はないところだと思っていましたが、焼肉のたれ3点セットを頂けるようです。

大泉製作所の事業概要

当社は1939年に海軍・航空本部の要請に応えて航空機用に腐食性の低い合金を開発し、高性能電気接点を製品化した日本接点研究所が母体となり、1944年に株式会社大泉航空機器製作所として設立された歴史のある企業です。

 

主な事業内容は下記のとおりです。

出典:大泉製作所

大泉製作所は、自動車、空調、エレメント・カスタム部品(社会インフラ)の3事業を展開しています。

 

ボッシュやデンソー等と取引していることから、自動車部門の温度センサーが注目を浴びていますが、同分野の継続した伸びは当然として、それ以上にエレメント・カスタム部品の伸びがこの会社を更なるステージに上げてくれると期待しています(現在は比率が14.4%ですが、2020年までに19.5%を目指している)

 

ここに海底ケーブルの需要や思惑が入ってくる余地があります。

 

世界の通信の約99%は海底ケーブルに依存していますし、IOT化が進むことで、近年は海底ケーブルの切断・破損に対する対応の検討を政府でも推進しており、実需のみならず、息の長いテーマ性も備えています。

 

出典:KDDI

質疑応答

そもそも今回はブログに書くつもりもなく、質疑応答は水曜日のことでメモを取らなかったこともあり、覚えている範囲で書いているので正確性には欠けますが、簡略化すると大体以下のとおりでした。

 

① 現状の課題と対応策

→ 課題の前に強みを述べると、①サーミスタ市場でトップシェア(車載)、②国内外の優良企業との顧客基盤が堅牢、③IOT化でサーミスタの市場も莫大であり、非常に伸びしろがある会社。

課題は、①事業範囲拡大で在庫が増加していた(この点、今期は棚卸資産が結構減っていた)、②財務基盤がまだまだ盤石ではない、③技術者の高齢化による人材不足への対応。

 

② インテグラル参画に伴う少数株主の保護

インテグラルだけでなく取締役会で諮った上での決定であり、利益相反はない。

 

③ 今後の配当方針について

現在は財務が盤石ではなく、利益剰余金も心もとないため無配とするが、余裕ができたら配当も検討する。

 

④ 大泉製作所のサーミスタのシェア

様々な分野があるので一概には言えないが、少なくとも車載部門ではトップ。空調もそれなりのポジションにいる。

 

⑤ 大泉製作所のセンサーの独自性とは

顧客の要望に特化できるカスタマイズ能力が高い。

 

⑥ 会社の次のステップは

現在、自動車部門では種まきをしている段階であり、自動車部門では果実の回収、すなわち大幅な増収にはしばらく時間を要する。

 

⑦ 車載センサー以外の展望は

説明資料でも触れたが、海底ケーブルやIGBT用パワー半導体のインフィニオン向けビジネスが本格稼動し、引き合いが多い状況。これが牽引していくことを期待。

 

⑧ 提携企業などによる問い合わせ状況について

問い合わせなどあるが、相手がいることなのでこの場では控える。

 

⑨ ライバル会社は

現状はsantecなどになるが、今後会社の態様も変化するに連れて変化していく。

 

⑩ 伸びしろが高く需要が高くなると主張しているのに、売り上げの伸びが4%程度しかない理由は

自動車部門での果実回収に時間を要すること、空調部門では不採算事業から撤退することも影響するが、特に、今後当社を牽引していくことを期待しているエレメント・カスタム部品部門では売り上げの伸びはそこまでだが、利益率が高い分野であることから十分な利益を確保できる。

ホームページの更新

なお、今次総会とは直接的な関連はありませんが、ホームページが刷新されている点には好感を持ちました。

 

正直、以前のホームページは専門性が強過ぎたのですが、今回の更新でシンプルかつグラフィックなものに刷新されました。下図がその一例ですが、温度センサーとか言われてもイメージがわかない人にまで理解できるような配慮を感じました。

出典:大泉製作所

 

会社がビッグ・チェンジしようとしている段階にあると捉えているので、業績の大幅アップはもう少し先になるとみられ、当社に投資するのは少し早い気もしますが、現在の業績も悪くなく(むしろ好業績)時価総額も低く、材料が出たら一発で上にいく可能性も捨てきれず長めに持っておくことにしています。

 

ひとつだけ注文をつけると、取締役の方が1番多い方でも4800株と私よりも保有していないいとは、どういう了見なんでしょうか?

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