株式投資に目覚めた群馬の至宝

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北朝鮮による弾道ミサイル発射で下がらない株価

   

火星12号

北朝鮮の中距離弾道ミサイル火星12号が日本列島上空を通過

北朝鮮が8月29日に中距離弾道ミサイル火星12号(IRBM)を発射しました。

 

これを受けて、寄り付き前は19000を割るかというレベルまで下げましたが、当日のリバウンドのみならず、翌日には全戻しのプラスで終えています。

 

2016年から常軌を逸した回数の弾道ミサイルを発射しており、株式市場も慣れてしまっているのか、今までは北朝鮮の弾道ミサイル発射で下げたところを買うのが正解だったというのは理解できます。

 

しかしながら、今回の発射は、北朝鮮がグアム周辺への挑発発射計画に言及する中で、弾道ミサイルと称して日本上空を初めて飛び越えた太平洋への軍事作戦訓練と北朝鮮が述べている点で、今までとは明らかに次元が違います

 

日本上空を飛び越えた事例は、1998年のテポドン1、2009年、2012年及び2016年のテポドン2発射の4回あります。

 

しかしながら、これらは、人工衛星と称しての発射であり、1998年は事前通告がなかったものの、それ以外は全てIMOへの事前通告を行っています。

 

この点で明らかに異質です。

 

また、今回は北朝鮮の発表によると、グアム攻撃の前奏曲として太平洋で初めての軍事作戦を断行し、屈辱的な日韓併合の日である8月29日に日本を驚かせる作戦を展開した的な発言をしています。

 

発射の軌道を見ると、渡島(おしま)半島、襟裳岬上空付近を通過する形、かつ、飛翔経路付近に在日米軍基地があるものの、米国の方を向いていない発射であるため、いくぶん警戒というか米国を刺激し過ぎない範囲で相手の出方を見るような発射にしていることが読み取れます。

 

加えて、今回は平壌国際空港という平壌市街地から近い場所で発射されており、今までの東部や西部地区からの発射での失敗とは異なり、失敗したら住民にバレてしまう失態を犯し金正恩のメンツをつぶしてしまうというリスクがある中で、確実に成功していることから、技術面でかなりの自信が窺えます。

 

 

また、弾道ミサイルが3つに分離したとの報道もあり、これまでの動向に鑑みると、極めて可能性も低いものの、複数の弾頭を搭載した「マーブ(MIRV)」技術や、弾頭に見せかけたおとりの「デコイ」 を仕掛けた可能性もあり、仮にこれが事実だとしたら、日米の弾道ミサイル迎撃システムに大きな支障をきたすため「またいつものように北朝鮮が弾道ミサイル発射したのね」ではすまないレベルの話になっています。

 

北朝鮮問題が株価下落のきっかけになりうるのか否かは、私には分かりませんが、これを受けての株価の上昇の動きだけは私にはどうしても腑に落ちません。

 

北朝鮮が保有する弾道ミサイルのこと知っていますか?

昨年から毎月のように発射される北朝鮮の弾道ミサイルですが、大半の人は何となくは分かるのでしょうが、興味ない人は弾道ミサイルなんて分からないと思います。

 

簡単に北朝鮮が保有する弾道ミサイルのことを説明すると以下のようになります。

そもそも弾道ミサイルとは?

弾道ミサイルとは一言でいえば、「放物線に近い飛翔経路をとるミサイル」のことを言います。

 

すなわち、下図のように放物線を描いて一度大気圏外に飛翔し、そこから落下して目標地点に弾頭を誘導するミサイルの総称です。

 

 

射程距離での分類

様々なヤードスティックがありますが、一般的には米国国防省などが下記のような射程距離で弾道ミサイルを区分しています。

 

今回発射した火星12号は、中距離弾道ミサイル(IRBM)ですので一般的には飛翔距離は2400kmから5500kmとなります。

 

大陸間弾道ミサイル(ICBM) 5,500km以上
中距離弾道ミサイル(IRBM) 2,400~5,500km
準中距離弾道ミサイル(MRBM) 800~2,400km
短距離弾道ミサイル(SRBM) 150~800km

北朝鮮の保有している弾道ミサイル

北朝鮮が現時点で保有しているとみられる弾道ミサイルの種類は、各種報道を簡単にまとめると以下のとおりです。

 

【トクサ】
射程約120kmの短距離弾道ミサイル。固体燃料推進方式を、北朝鮮で初めて採用した弾道ミサイルと言われている。

 

【スカッドB、C、ER】
30年以上も前から北朝鮮に配備されている短距離弾道ミサイルで、最新式のスカッドERの射程距離は約1,000kmもあると言われており、日本の一部はその射程内に入っています。

 

ノドン
スカッドの技術を基にしているノドンの射程距離は約1,300kmに達する準中距離弾道ミサイル。その射程距離内に日本のほぼ全域が入っています。

 

【ムスダン】
ムスダンの射程距離は約2,500~4,000kmに達し、日本の全域に加え、グアムなどがその射程内に入っていると言われています。

 

【テポドン】
北朝鮮が衛星と称する弾道ミサイル。今回の火星12号を除き、日本の上空を通過したのは全てこのミサイルです。テポドン2の射程距離は2段式のもので約6,000km、3段式のものでは約1万km以上におよぶ可能性があるとの指摘があります。

 

【火星12号】
ムスダンを改良したとみられるのが今回発射された火星12号と指摘されています。その射程距離はムスダン以上とみられています。

 

【火星14号】
この新型ミサイルこそ米国を狙うICBMであり、北朝鮮自身は米国全域が射程と主張しています。すなわち、射程は12000km程度とみられます。

 

【潜水艦発射弾道ミサイルSLBM(北極星1)】
北朝鮮が唯一保有する弾道ミサイル発射潜水艦で運用して発射されるSLBM。射程は1000km程度との指摘

 

【北極星2型】
北極星2型はSLBMの地上発射型との指摘。射程は1000~1500kmとの指摘

 

北朝鮮が保有する弾道ミサイルの射程は以下のようになるみたいです。

防衛白書

 

今年も9月9日に核実験(第6回)か?

既に、核実験の準備ができているとの報道もあるように、最近核実験が話題になりますが、核実験の何が米国を刺激するかと言うと、米国を射程に入れる火星14号(ICBM)の弾頭部分に小型化した核を搭載して米国を攻撃できる能力を北朝鮮が誇示しようとしている点です。

 

この点、過去の核実験実施時期を考慮すると、ICBM級の弾道ミサイル発射と核実験はパッケージになっていることが読み取れます。

 

仮に北朝鮮が小型化に成功していても大気圏の再突入問題など、北朝鮮がクリアしなければならない問題は多いのですが、2016年からの開発ペースは異常であり、今まで強気な発言のみで実質的な対応が制裁しかしていない米国トランプ大統領が、なんらかの行動を出る可能性もあり今後の動向に注目してます。

 

延坪島事案のような韓国への砲撃などは可能性として普通にありえると思いますが、日本が巻き込まれる形での小競り合いが起きる可能性はゼロに限りなく近いとは思うものの、上述したような理由からこれまでの考え方を修正して個人的には一段階、北の挑発レベルが上がったとみて不測の事態を警戒しています。

 

米韓は、演習期間中は自制してきたとみられるジョンウン君が嫌がっているB-1の展開訓練も8月31日に行っています…

 

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