株式投資に目覚めた群馬の至宝

大化け株を掴みたい人生でした…

マーケットの魔術師

   

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米トップトレーダーが語る成功の秘訣

本書は、米トップトレーダーが、どのようなきかっけでマーケットに興味を持つようになったのか、過去に犯した最悪の失敗とその失敗から何を学んだか、自ら構築したトレード法の裏にある概念、心理的及び性格的に自分のどういう資質が成功をつかむカギになったのか、トレーディングで大半の人が犯す過ち、また「大多数の人の認識」の特徴である誤った考え方等、トレーダーの考え方や精神面について中心に描かれています

魔術師たちの共通点

  1. ゴールに到達するまでの様々な障害を克服し、トレードで成功することを夢見て一生懸命であった。
  2. 長期にわたって勝ち続けることができるという自信に満ちていた。
  3. 自己規律という言葉が最も頻繁に使用されていた。
  4. 起きているほんどの時間を市場分析とトレード戦略のために費やしている。
  5. 厳格なリスク・コントロールがトレード戦略における重要な要素の一つと考えていた。
  6. 多くのトレーダーは適切なトレード・チャンスを待つ忍耐力を持つことの重要性を強調した。
  7. 独立して行動することの重要性が度々強調されていた。
  8. 損をすることもゲームの一部であることを理解していた。
  9. 全員トレードが大好きであった。

印象に残った点

マイケル・マーカス
根性を持ち合わせていない偉大なトレーダーなんて聞いたことがない。成功するには勇気も必要さ。挑戦するための勇気、失敗に対する勇気、成功することへの勇気、そしてうまくいかない時でもやり続けようとする勇気だよ。(56ページ)

ブルース・コフナー
2つの大切な要素が必要だと思う。一つは今日とは全く異なる世界のことについて想像できる能力とそれが現実的にあり得ると考えられる能力だ。(中略)そしてプレッシャーの中にあっても常に理性を保ち平静を装える能力、これが2つ目だよ。(70ページ)
しっかりと考えを持ってトレードした結果、損が出たとしても、それは全然気にならない。(中略)急落してはさっと戻すというベア・マーケットの値動きそのものが、僕には慣れていなかった。ベア・マーケットの時は、反発局面でポジションを作るべきだと学んだよ。(80ページ)

リチャード・デニス
私はトレンドにつくというやり方を今でも信じているが、トレンドは強ければ強い程良いという考え方に確信を持っている。(99ページ)

ゲーリー・ビールフェルド
一番重要なのは自己規律だ。2番目は忍耐だと思う。3番目は相場に入っていく勇気だ。4番目に潔く損を出せることだ。5番目に勝ちたいという強い願望が必要だ。(152ページ)
絶好のトレード・チャンスを待つ忍耐力を保つように心がけている。もしトレードがしっくりいかなかったら、手仕舞って小さな損を出すんだ。(中略)その一方で、勝算が高いと考えられる時は、ポーカーでいい手の時徹底的に勝負するように、積極的にそして本当にレバレッジを効かせてトレードするべきだ。(154ページ)

ラリー・ハイト
ほとんどの人は損が出た取引のことを悪い賭けだったと思う。これは大間違いだ。良い賭けでも損が出ることはある。勝算が50/50で、1ドル損するか2ドル儲かるかだとしよう。これは負けたとしても良い賭けだ。大事な点は、これに何度も賭け続ければいずれ勝つということだ。(187ページ)

マイケル・スタインハイト
反対側で売買している人間にも見通しがあるはずです。なぜ彼は得るのだろう。自分の知らない何を知っているのだろう。常にそう自問するのです。(220ページ)

ウイリアム・オニール
市場平均が天井を打つ場合は、次の2つのうちどちらか一方が起こる。第1は、平均株価が新高値に達するが、出来高を伴わない場合。もうひとつは、強気相場をリードしてきた株が急落したら、相場が天井を打ったという明らかなサインと見ていい。たいてい連銀が2、3回公定歩合を引き上げると、相場はおかしくなる。(228ページ)

ジェームス・B・ロジャース, Jr
株式市場では何が起こっても不思議はないということだ。なぜなら、何が起こっているのかよく理解していない多くの人々が市場に参加しているからだ。(288ページ)

まとめ

 自分が納得出来るまで努力したか?

本書は文字も小さい上に450ページくらいのインタビュー記事をまとめた内容になっているだけでなく、内容もある程度の経験を積んだ人向けであるとみられることから、相当気合を入れて読まないとなんとなくしか頭に残らないで終わってしまうと思います。どちらかと言うと、株式投資というよりもFXや先物をやる人にとって有益な内容が多いような感じがしました。

それでも、本書に登場する成功者たちの相場に対する取り組み方や姿勢、心構えといった精神論の部分ではかなり勉強になりました。本書に登場する成功者全員に通じていると感じたのは、全員ものすごい「勉強熱心」だということです。また、私は成功者たちの失敗談を、自分のミスをしっかりと認めることが出来る人間はこの世界で必ず這い上がれるという教訓として捉えました。こうした大金を手にした成功者の話を聞くと、自分には才能がないから無理だと考えてしまいがちですが、私はこれを才能がないからではなく、努力が足りないからと考えるようにしています。
こうした気持ちを持って、今後の投資に励んでいきたいと思いました。

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