株式投資に目覚めた群馬の至宝

株式投資と柴犬実成(さねしげ)の成長日記

*

「鎌倉式」株投資法でストップ高連発株が続々見つかる!

   

出典:amazon.co.jp

出典:amazon.co.jp

独自理論の株式投資

本書は株式投資ブログ「鎌倉雄介の株道場」を運営されている著者が、「鎌倉式株投資法」と銘打ち、独自の修正PER理論を軸足に置きつつ、売買のタイミング及び株価に影響を与える材料を基にした投資手法を中心として、半年程度の短期間で利益を上げることを目標にする株式投資法を説明します。

それなりに経験を積んで、様々な投資本を読んだ後では、当たり前のことを主張していると感じますが、独自の視点や見方が披瀝されていて興味深く読めました。

鎌倉修正PER理論

ポイント1
「1株利益」には、昨年実績値ではなく、「今期予想1株利益」を使うこと!

ポイント2
いつでも「今期予想1株利益」を使っていいわけではない!

ポイント3
純利益に「みなし純利益」を用い、「実質1株利益」、「実質PER」を算出する!

通常の純利益は、特別利益や特別損失によって企業の営業実態を反映しないものになりがち…:一律に、経常利益×0.6=みなし純利益 → みなし純利益÷総発行株数=実質1株利益 → 株価=実質1株利益=実質PER
この実質PERを使って投資判断をすることで、本当の割安・割高の判定が可能になる。

ポイント4
「自己株」は、総発行株数に含めずにPERを計算する!

最近は、「自社株買い」をする企業が多い。:みなし純利益÷総発行株数=実質1株利益 このとき、自己株口があれば、総発行株数に自社保有株数を含めずに計算する → みなし純利益÷(総発行株数−自己株数)=実質1株利益

一部の投資情報誌では、この自己株の扱いに問題があるので1株利益の数字を見る際に注意したい。

印象に残った点

PBRは、副次的な判断に使う程度で十分
PBR=株価÷1株純資産。この数値についても、本来はPERと同様、右の計算式中の「1株純資産」の値として今期の予想値を使い、「今期予想PBR」を算出した上で投資判断に使うのが望ましいわけだが、1株純資産の今期予想値などというものは公表されないので、結局、前期実績値を使うことになる。よって細かいことを言えば、PERは普通は今期予想値が使われるのに対し、PBRは前期実績値が使われているわけで、この時点ですでに、PERに比べて即時性に劣る投資尺度ということになる。(72ページ)

材料は1株あたりで考えよ
結局、理論的にも、過去の実績的にも、種々の「材料」はそのインパクトの絶対的な大きさではなくて、1株当たりで考えたときのインパクトの大きさで評価しなければならない、ということである。これは、ごく簡単なことであり、また非常に重要なことなのだが、本当のところは大半の人が分かっていない。(150ページ)

買いに入る前に、まずは相場全体の流れを読む
自分がこれから投資する銘柄を選ぶ際、多くの人が陥りがちな罠がある。それは、ただ銘柄だけ(業績、人気、PER等)を考えて、その銘柄が、そのときの相場の流れや環境にマッチした銘柄かどうかを、全く考えないことである。(166ページ)
投資家であれば、常にこうした相場の流れを意識し、日々接する様々な情報から、現在の相場環境がどうなっているのかを敏感に感じ取るようにしなければならない。さもないと、潮目がいつの間にか変わっていることに気付かず、持ち株が時流に乗れない銘柄ばかりになってしまうことがある。あるいは、投資した銘柄が時流に乗るまで、長い間待たなければならない、などということにもなりかねないだろう。情報の流れが速くなった現在では、こうした相場の流れは、数日単位で変わることもままあるので要注意なのだ。(168ページ)

大利を得たいのなら、信用取引を恐れるな
相場環境がよほど悪くない限り、コンスタントによい成績が出せる自信が付いたら、以降は元手の2.5倍くらいを信用で運用することを基本にし、以後は相場環境に応じてこれを1.0倍〜2.8倍くらいに調節する。ただ当然だが、これで誰でも確実に成功する、などとは私は言わない。なぜなら、厳しいことを言うが、まず、「素質」の問題がある。(187ページ)

こう考えれば、売却銘柄の選択が冷静にできる
一般には「損切り」の難しさがよく言われるわけだが、私の場合にはこのように、その時点での各銘柄の含み損などはほとんど意識をしない。よって、私の辞書には「損切り」という言葉自体がない(その機会がない)と言える。そのときどきで、今後、株価が下がりそうな銘柄について売っていくことで、普通の人が言う「損切り」は、自然に、適切なタイミングで行っているということになろう。(220ページ)

まとめ

オニールのCAN-SLIM法に通ずる投資手法

私は基本的に割安成長株の中長期投資がメインです。こうした売買タイミングや材料を基にして投資するのは苦手であり、自分に欠けている部分であるという自覚があるためとても参考になりました。本書の推奨方法と似ている投資法として、オニールの「CAN-SLIM法」がありますが、実際にはわかりませんが、全般的にこの投資法に影響を受けて独自の手法で投資されているという印象を受けました。

また、本ブログで引用した部分以外でも信用取引についての考え方が全く同感でとても納得できました。いずれにせよ、とても参考になる部分が多いので一度読んでみることをオススメします。ただし、タイトルについては少し大袈裟で、相場環境が最高だった影響が多分にあったことは否めないと思います。

 - 投資本, 株式投資 ,