株式投資に目覚めた群馬の至宝

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損をして覚える株式投資

      2016/01/26

出典:amazon.co.jp

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株式投資を行う上での精神論

本書は、かつて成長株理論を提唱して「株の神様」と呼ばれた著者による体験談を語っています。 株式投資の手法をアドバイスするというよりは、株式投資を行う上での心構えや精神論を主に扱っており、参考になる点が多い本でした。

時代によって株のやり方を変えざるを得ないから、株式投資にプロなんかいないしプロになることを志すべきではないというスタンス等、共感出来る点も多かったです。

印象に残った点

株で儲かる人より損する人が多い
私が「株の儲けは知恵のはたす役割は10%ていどで、あとはすべてガマン料です」というのは実際に自分でやってみるとすぐにわかることです。(17ページ)

株を買えば株のおかれた位置に気づく
株を持つと途端に自分が買った株のおかれた位置に気がつきます。不当に安い位置におかれているように見えても自分の思い通りに動いてくれないのが株なのです。(39ページ)

株式投資は精神修養の道場
大抵の人は下がった値が元の位置に戻るまでに、何回も地団駄をふまされていますから、下がった株が買値まで戻ると平常心を失ってしまうのです。でも本当に辛抱しなければならないのは、実は自分の買値に戻ってからあとなのです。…中略,,,その出鼻のところで持ち株とおさらばをしたのでは何のために長い間牢屋に入っていたのかわからなくなってしまいます。株で儲ける人が少ないのは、こういう時に辛抱のできる人が少ないからです。したがって株式投資は金儲けの場というよりは「精神修行の場」と考えた方が正しいように思います。(42ページ)

思惑が外れるのが株
買えば必ず下がることを予定に入れて、下げれば買い増しのできる体制をつくっておくことです。…中略…「倍になったら、半分売ってタダになった半分を残しておくことです。あと更に値上がりしてもまだ半分残っていますから気がすみます。不幸にして残した半分が大下りに下がったとしても元はタダですから、損をする心配はありません」(44ページ)

思い通りにならない時こそ忍びの一字で
まず第一に株で儲けようと思えば、「初志を貫くこと」、そして第二に「忍耐には忍耐を重ねて途中で投げ出さないこと」ということでした。とりわけ自分の思い通りにならない時こそ、雑音に耳を傾けず、忍びの一字で困難に耐えていくことです。(71ページ)

成長株の発想にやっと辿りつく
それにしても気の長い投資になりますから、忍耐力のない人には向きません。それを承知の上でやるのが成長株買いだということになります。(77ページ)

まとめ

基本的には株式投資の初心者向けの指南書的な位置づけの本だと思いますが、それなりの経験を積んだ人にも勉強になる点はあると思います。 普通の株式投資の本とは異なり、自らの体験談をエッセイ風に記述しているため読みやすいです。

ページ数も少なく1時間程度で読み切れます。 若干、中国贔屓な発言や自慢が入っている感じはしますが、株式投資を行う上での「精神論」を学ぶという意味では良書であると思います。 実際に自分が株式投資を始めると、著者が言っていることが痛いほどよくわかりました。

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