株式投資に目覚めた群馬の至宝

大化け株を掴みたい人生でした…

ビューティガレージ株主総会(第14回)

      2016/12/23

TKPガーデンシティ永田町で開催されたビューティガレージの株主総会に参加してきました。こじんまりとした会場で、年齢層は比較的高めの方が中心でしたが、私くらいの年齢層もちらほら見かけることができました。また、女性の株主が多いのだろうと思っていたら、今次総会の出席者に限定すると、男女比は8対2くらいでした。野村社長の方から、東証1部昇格の感謝を伝える形で株主総会が始まりました。

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野村社長は写真の印象だけだど、知らない人がみたらチャラい人に見えるかもしれませんが、実際に生で見ると物腰の柔らかい方で絶対に好印象に変わると思います。考え方でも共感できる部分が多く、私は完全にファンになりました(保有バイアスが多分にあると思いますが)。今日の株主総会でもそうした所作が随所に確認できましたし、何よりも株主の質問をあそこまで丁寧かつ時間を割いて聞いてくれる姿勢にはかなりの好感を持ちました。株主総会に実際に参加したり、動画をいくつか見たりしてきましたが、ここまでの対応を見たのは私は初めてです。会場の方の質問が出尽くすまで聞いてくれていました。ただ、マイクの位置の関係か、声が少し小さくて聞き取りずらかったのはマイナスですけど。いずれにせよ、長い目で応援したい気持ちがさらに強くなりました。現時点では保有割合が10%しかないので、下がったら折をみて集めていきたいです。

出典:ビューティガレージHP

出典:ビューティガレージHP

余談ですが、歩いて会場まで行ったので、経費ゼロでボディーソープのお土産を頂いた形となりました。

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以下、総会のポイントと質疑応答内容を聞き取りのまま

事業概要説明のポイント

モバイルサイトの売り上げがPCサイトの売り上げを超えてきた。これは大きなトレンドの変化であり、今後いかにモバイル経由で売り上げを伸ばせるか否かが鍵となる。

今後の展開

物流+ITソリューション

競合の参入に備えて、まずは当社の基盤となる事業をしっかりと確立したい。注力事業としては、ECシステムの刷新、物流センターの強化である。通販は物流が命であると認識しており、現在、大型商品は外注、化粧品は自社で行っているが、これをすべて自社に一元化したい。海外展開を含め、いろんなことをやりたい気持ちはあるが、まずは基礎を固めたい。

フロー&ストック型収益構造への転換

化粧品市場は2,500億円規模の市場があるが、当社のシェアは21億円程度と約1%のみである。残りはディーラーが占めており、従来のこうした慣習を打破し、サロンの発注慣習を変えたい。東証1部への信頼がこうした点に寄与することを期待している。

海外市場への着手

海外に長く駐在していたこともあり、私個人としては海外展開を早くやりたい気持ちが強いが、まずは国内の基盤を盤石にしたい。その上で、リスクやマンパワーをかけずにできるECサイトの海外対応化等からスタートする形を取りたい。そうすることにより、マーケット調査も同時にできる。実際、東南アジアやヨーロッパ等への展開を考えたが、答えがなかなか出ない。こうしたことへの答えもECサイトの海外対応化を通じて自ずと出てくると思う。

質疑応答

質問1:ユーザー数について

今回新たにロイヤルカスタマーという概念が出てきて、こちらは順調に増加しているとのことですが、他方でアクティブユーザー数が減少している要因は?

回答:これまで当社は年に1回利用の方をアクティブユーザーと定義してきましたが、月に1回利用でもアクティブとしているところもあり、KPIとして見ていくべきは1年に6回以上利用するロイヤルカスタマーの方が適していると判断。他方で、ロイヤルカスタマーが伸びているのは、我々の商品の良さを理解して頂いているリピーターの方であり、アクティブユーザーが減っているというのは、新規で購入された方を囲い込めていないということであり、これを問題視して対策を練っている。

質問2:フィード社との提携について

フィード社と提携して歯科業界に進出した理由は?

回答:フィード社は全国の歯科の8割の顧客を押さえている等、顧客基盤に強みがある。また、歯科業界は、まだまだ古い慣習を持っているところが多い。歯科の内装が美容系になってきているところもある等、我々がこれまで美容業界で培ってきた経験が歯科業界で活かせると考えた。

質問3:為替リスクについて

為替リスクへのヘッジは行っているのか?また、1円の円高でどれくらの利益になるのか?

回 答:まず前提として、現状では円高はメリット、円安はデメリットです。1円の円高で約1,000万利益が上振れるというシミュレーション結果がある。ただ、当然為替リスクへのヘッジは行いたいと考えており、10%~20%は為替ヘッジをしている。また、今後中長期的には円安・円高で一喜一憂する経営から脱却したいと考えている。当社は現在99.9%が輸入に依存していますので、今後海外事業の展開により輸出の比率を増やしていきたい。そうすることにより、自然とヘッジできる体制になると考えており、中長期的にはそういう会社にしたい。

質問4:安全性VS資本効率

社長の方針として、安全性を重視した経営を行っていくのか(現在は現預金を約11億円保有)、あるいは資本効率を追求する経営を行っていくのか?

回 答:まず、現預金約11億円くらいについては多いとは考えていない。月商の2か月分くらいは現預金としたいと考えている。また、目先の使用用途を確保して現預金を積んでいるわけではなく、機会があればM&Aもしたいので、機動的に動けるようにしている。こうした考え方を前提にし、従来は安定的な財務基盤を重視し、借り入れも最小限に留めてきた。そうした中、最近ソフトバンクの孫さんが3.3兆円でイギリスのアーム社を買収したニュース、これはレバレッジ経営の最たるものだと思いますが、これにショックを受けました。すなわち、当社ももう少しリスクを取ってもいいのではないかというように、私個人の考えとしては、資本効率の追求にシフトしたいとのマインドになっているというのが正直な見解です。

質問5:一部定款の変更

歯科分野への進出という話もありましたが、定款変更で医薬分野という項目がありましたが、将来的にこうした分野への進出を考えているのか?

回 答:当然将来的には医療分野への進出も視野に入れている。現在進出した歯科部門を例に出すと、当社がPB製品を作り、フィード社が売るという形態であるが、将来的には自社で売ることも考えてやっていきたい。

質問6:自社物流の強化

今日の説明でも自社物流の強化について言及されていたが、人員の確保が大変なのではないか?

回 答:ご指摘のように人手不足の状態であり、人員確保に苦慮している。そうした点においても、東証1部への昇格は採用の面でもプラスに働くことを期待している。当社は千葉県柏市に物流センターを保有しており、主婦の方をパートとして雇っている状態であり、パートの方の待遇改善等も検討している。

質問5:製品の横流し対策

製品の横流しが問題になっているという話も聞こえてくるが、何か対策をしているのか?

回 答:サロン専売品(主に化粧品)を楽天やAmazonで転売しているという話のことについてのご質問と承知しておりますが、これは我々の競合が流す話であり、当社としてはそのようなことはありませんということを継続的に発信している。実際、プロであることを証明することを求めるプロセス、転売しないという同意書を頂くことにしている。正直な話、目先の利益を求めてこうした措置を講じなければ、利益はもっと伸びたが(こうした理由でエステ部門の利益が少し減っている)、中長期的にはプラスになると判断して、しっかりとこうした対策を行っている。

質問6:東証1部への市場変更

東証1部への市場変更で、どのような点で苦労したか?

回 答:株主数と時価総額といった形式的な要件の具備で一番苦労した。また、事業概要でも説明申し上げた、電気製品安全法対策の検査で東証から厳しいチェックが入った。正直なところ、もっと早く市場変更したかったが、今回なんとか達成できてホッとしている。

質問7:中長期的な展望

5~10年後の中長期的な展望について、ビューティガレージをどのようにしたいと考えているのか?

回 答:まず、物流が3分の2、化粧品が3分の1の現在の比率は、数年で逆転するとみている。そして、M&Aなしで、2020年までに最低でも今の倍の規模にしたい。また、当社は美容業界の専門商社という位置づけであるが、この分野でトップを取ることを目標にする。次のステップとして、当社はPBの割合が多いこともあり、メーカーとしての要素もあるので、美容業界のメーカーのトップ(670億円程度)を必ず超えたい。

質問8:今後の方向性

今後はハブレスのメーカーを目指すのか?それとも、あくまでも商社であり続けるのか?将来的には内製で製造するようにするのか?

回 答:当面はハブレスで良いと考えている。内製で製造するようにするのは自分たちだけでは難しいので、仮にやるとしたらM&Aでやる。実際、小さな化粧品会社からそうした話もなくはない。ハブを持つということは、リスクを抱えてしまうのでなかなか踏み出せない。

質問9:化粧品や商材等の開発体制

化粧品や商材等の開発体制はどのように考えているのか?

回 答:この分野は今後大きく伸ばそうと考えている分野でもあり、開発体制の拡充は必須。現在、採用も化粧品開発に長けた人物を採用しようとしている。

質問10:物流及び配送センターの増設

柏の物流センターの増強であったり、配送センターへの地方への展開等、今後の物流事業についての考えは?

回 答:関西に物流センターを増設するシミュレーションを行ったが、もう少し会社の規模が大きくなってからやるべきと判断。当社がまずやるべきことは、事業概要でも申し上げたように一元管理の体制を確立することである。その後に、第2及び第3の物流センターを作る。

質問11:店舗設計事業のシェア

店舗設計事業のシェアは現在どの程度?また、設計会社との提携は?

回 答:現在正確な数字は把握していないが、同様の事業を行っている中では5本の指に入ってきている。また、設計会社との提携については、現在予定はないが、1番を目指していきたい。

質問12:物販の伸び

ここ2年間、物販の伸びは約15%程度であるが、今後も続くのか?

回 答:今のやり方でやっていくと、15%くらいは継続できると思う。ただ、私としてはこれでは不十分であると感じている。もう少しリスクを取って、成長ドライブを加速させて20%の伸び率まではいきたい。前期は電気製品安全法対策の兼ね合いで、PB機器の売り上げが減少しても、15%達成できたので、もう少し上を目指したい。

質問13:IR発信の少なさ

IRの発信が少ないのでは?社長のブログも更新が少ないように思う。

回 答:真摯に受け止めて改善したい。当社としてもIRは手探りでやっているところもあり、どの程度の感覚でIR出すべきか探っている状況である。投資家向けの説明会も少ないので、この点も改善の余地がある。また、私のブログについては、当初は気楽な気持ちで開始したものの、堅いものしか書けないような雰囲気になってきたこともあり、更新が止まっている。何気ない内容でもよければ更新したい(笑)

質問13:株価対策

株価対策や株主数を増やすために優待を実施されたが、今後優待の条件等の変更を考えているのか?

回 答:株主の意見を窺いながら、例えばハーブがあまり好ましくないということであれば来年は違うものにする等、今後検討していきたい。

質問14:配当についての考え方

配当の考え方を明記して頂く等、配当についての考え方を教えてほしい。

回 答:基本的には、当社は未だ発展途上の段階ですので、配当は副次的な扱いで、余剰資金で会社の成長につなげたい。明確な配当方針は申し上げられないが、まだまだ発展途上なので、成長後に配当を実施するようにしたい。

質問15:ガバナンス体制

兄弟の方が取締役に入っているが、ガバナンス体制はどのようになっているのか?また、取締役会の雰囲気は?

回 答:(緒方社外取締役)私は当然、ご兄弟ということを承知の上で入ってきましたが、取締役会だけを見て兄弟と判断するというのは難しいくらい部門の統率者という視点から、社長は、かなり厳しい発言もなさっています。また、先程社長の方から、もう少しリスクを取っていきたいという話がありましたので、より注意深くチェックしていきたいと思う。

結言

最後に、ツイッターでも言及しましたが、FPGの次の第2の成長株として育てようと考えて700円台から打診買いしていたのに、何故か北の達人に資金を振り向けた過去の自分を罰したい気持ちです…

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